さて,ヘッドランプのレンズのスジ彫りでしたね。
サイズを間違えたりしながら,なんとか4個できました~。 ^▽^)ノ
まずは,出来上がりをご覧ください。( 右はキット付属のレンズです。 )

いや~! この作業はさすがに目が疲れましたよ。
スジ彫りのピッチは,縦 0.2mm ,横 0.5mm です。
ノギスを使わなければ,このピッチでのスジ彫りは無理だろうと思います。 ^▽^)ノ
リムは Φ0.4mm の洋白線ですが,線径はまだ最終決定ではありません。
周囲の部品と仮組みしてみて,バランスで一段細くするかも。
決まったら,継ぎ目などはんだ付けで消して,仕上げることにしましょう。
さて,それではどうやってノギスを使って彫ったかをご紹介しますね。 ♪(^-^)v

ノギスは,0.1mm が読み取れればよいので小さい方を使います。
下の工作マットに貼り付けるために,裏側にはこのように両面テープを貼りました。

こちらはワークの方。 製造現場の職人さんたちは加工対象物をこう呼んでましたね。
1.2mm 厚のプラ板に少しきつめの穴を開けてレンズを圧入気味にはめ込みます。(^_-)-☆
また,裏面両端には両面テープを貼って,工作マットに貼り付けられるようにしました。 ^▽^)ノ
実はこれ,5mm サイズのレンズなんですね。
前回の記事で 4mm くらいがよさそうだと書いておきながら,間違って加工しました。 (´-ω-`)
4mm と 5mm の二通り凹面加工してみて,その上で 4mm がよいと思ったのに~。`Д´)
アルツハイって来たかな~。 (^^ゞ
まあ,予行演習になったからいいか。
サイズ違いというだけで,作業そのものは同じなのでこの写真でご勘弁を。

プラ板に保持したレンズの加工前の姿です。
プラ板の穴加工は,少し小さめのドリルで孔を開け,テーパリーマで拡大させました。
緩くならないよう,現物合わせで少しずつ拡げています。 ^▽^)ノ

スジ彫りの直交をきれいに決めるために,ノギス,プラ板とも方眼目に平行に貼り付けます。
ノギスの下側のジョーをガイドにして彫りました。
上端から始めて,バーニアの読みを頼りに,下に向かって順次彫って行きます。
使用したスジ彫り工具は,スジボリ堂の BMC タガネ 0.15mm です。 (^_-)-☆
最初の1個は,縦の 0.2mm ピッチから先に彫っちゃったんです。
ですが,横のスジ彫りが縦より深くなるのは,見た目好ましくない感じです。 (´-ω-`)
なので,2個目から 0.5mm ピッチの横を先に彫りました。
横スジを彫り終えたら,プラ板を直角方向に貼り直して縦スジを彫ります。

これは,1個目で縦を先に彫ったときの途中の様子です。
こんなふうに,彫ったスジには多少のカエリを生じます。
縦横共彫り終えたら,1000番,2000番の順に紙やすりで仕上げて,コンパウンドで磨きました。
こうして出来上がったのが最初の写真というわけです。 ♪(^-^)v
ヘッドランプ周りとフロントグリルの作業がもう少し続きます。
【追記】 ノギスの測定原理については2つ前の記事
こちら をご覧ください
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- 2014/03/20(木) 02:16:48|
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前回からの続きになります。
ヘッドランプをどうするか迷っていました。 (´-ω-`)

キットのレンズ (前回の写真を再掲)
リム部をメッキ調塗装するか,アルミテープを貼るか。
どちらもきれいに仕上げるのは結構大変そう。 (^_^;)
いっそのこと,洋白線でリングを作った方が,仕上がりはよさそうです。
そうなると,このリム部を削り落とさなければなりませんね。
それもまた,たいへんだな~。 (>.<)

ということで,これを試してみます。
ウェーブさんの H・アイズ1[クリア] です。
透明度が非常に良好で,これの4mmが使えそうですよ。 ^▽^)ノ

裏面は平らなので,これらの工具で削り込んで凹面にしてみます。
キットのレンズも裏は平らなので,その手間は同じです。
左から順番に使って,モーターツールで削り,仕上げます。 ^▽^)ノ

こんな感じになりました。
裏から見たところで,左は未加工のもの。
面が平らで,紙面への集光作用が強いことが分かります。 (・◇・)
右は削り込んで凹面になったもの。 まあ,いい感じではないでしょうか。 d(^_^o)
しかし,ここまで拡大すると,美麗に見えていたH・アイズもけっこうな擦り傷ですね。 (^_^

洋白のリムも作って合わせてみました。 ^▽^)ノ
Φ0.4mmの洋白線なのですが,ちょっと太い気がしますね。 ´_`)
Φ0.3mmだと細いように思いましたが,もう少し検討します。
それに,レンズカットも難関だ~。 (>.<)
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- 2014/03/08(土) 12:21:48|
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フロントグリル周りに着手します。
まずは,ヘッドランプ部をどうしますかねぇ。
ヘッドランプのレンズは,部品番号が24,25と左右で異なっています。
一見したところ,どちらが左でどちらが右か,どこに違いがあるかよく分かりません。
うかつにランナーから切り離すと,どちらがどちらか分からなくなりそう。
とりあえず,一方を切り離して拡大してみます。

なるほど,左側のレンズが少し出っ張っています。
しかし,レンズパターンの上下は対称なので,左右どちらにもなれますね。
つまり,部品番号こそ異なりますが,実質同じパーツです。
問題は,出っぱっている方のレンズが,内寄り外寄りのどちらなのかです。

なるほど,内寄りのランプのレンズがわずかに出ていますね。
キットのパーツはちゃんとこれを反映してるんだ。

さて,記事(18)から写真を再掲します。
こんなふうにヘッドランプ部は平らでリフレクターの表現はありません。
nanapapaは,リフレクター部がちゃんと凹んでないのは残念でなりません。
そこで,窪みの有無で見え方の違いを試してみました。

フロントグリル部をどうまとめるか,実はまだ決めきれていません。
ですが,一応その部分の形をプラ板で作ってみたのが中央の型です。
これのレンズ部の穴を利用します。
写真の右下に見えるのは,いつものニトムズのアルミテープ。
型の上に載せて,上に見える精密やすりのグリップエンドでグリグリっと押し出しました。

その上にレンズ部品を載せてみます。
平らな部分に置いた方は,やはり平らにしか見えませんね。
この程度の工作でも窪ませた方はそれなりに見えます。
それほど手がかかるわけでもないので,やはりこんな感じで工作したいと思います。
しかし,このレンズカットは粗いですね。 どうしましょ。
ついでなので,こんなことも始めちゃいました。

0.3mmの洋白丸線の先端をヤットコで握り潰しました。
潰す必要があるかどうかは分かりませんが,気分的にそうしてみました。
この潰した部分に紫外線硬化タイプのUVクリアー(スジボリ堂)を盛ってバルブにします。
粘度が低いので1回で完了は無理。 盛っては硬化を4回繰り返して形になりました。
( 硬化に使用した紫外線LEDは
記事(3) をご覧下さい )
BMW535iのときは,市販のビーズを使ったのですが,さすがにスケールオーバーなので...
( BMWの記事は
こちら )

で,こんな形に。

先ほどの2連のリフレクターではさすがに浅いので,単独で深く絞りました。
その上で,先ほどのバルブを中央に刺しています。
ピン甘ですみません。

そこにレンズをかぶせてみました。
一応それらしくは見えますね。
以上,リフレクター工作の目処が立ったところで,今回はここまでです。
次は,バランスからいって,レンズリムをメッキ部品に見えるようにしたいところです。
どうやってリムを削り落とすか? やり方を考えます。
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- 2014/02/20(木) 17:05:45|
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ベレG,またしばらく間を空けてしまいました。
実は今,フロントグリルをどう処理しようか考えています。
こちらは工作にも時間がかかりそうなので,とりあえず進められるところでつないでおきます。
ということで,ボンネットのエンブレムを作りました。
キットではデカールで用意されているんですが,貼っておしまいというのも何か味気ない。

赤い矢印の1番がそのデカールです。
ここは金属で台座を作って,その上にデカールを貼ろうと思います。
洋白の帯板を利用するとして,0.2mm厚,幅1.2mmの手持ちの材料ではやや幅が狭い感じ。
以前ルーバーに使った残りの0.1mm厚で幅1.7mmの帯板と重ねて使うことにします。

こんな感じで,必要な長さ分重ねてはんだ付けしました。(フラックスがついたままで汚いなぁ)
このあと,さらに軸をはんだ付けするのですが,そのときこちらが溶けてはうまくありません。
そこで,こんな時のために買っておいた鉛フリーのはんだをここでは使いました。
成分は,すず99%,銀0.3%,銅0.7%で,融点は226℃です。
通常のはんだより40℃ほど高いのでこれなら行けるのではないでしょうか。

軸です。 Φ0.4mmの洋白線の先端を曲げて,ヤットコでぎゅっと握って潰しました。
はんだ付け強度を稼ごうとの作戦です。

はんだ付した帯板から不要な部分をカットし,こんなふうにはんだ付けしました。
こちらで使用したはんだは一般的なすずと鉛が6:4で融点は183~190℃となっています。
狙い通りに,先のはんだ部には影響ありませんでした。
ここからやすりで形を整えていきます。

こんな感じにでき上がりました。
実車のは側面の傾斜がもっとゆるくて幅広い感じがしますが,今回はこれでよしとします。

裏側です。
ぽってり盛られたはんだも削って,ここまでにしました。
ボンネットの取り付け孔には,このハンダ部のニゲを設ける必要があります。

ボンネット先端の所定の位置に取り付けてみました。
ちょっと立体感あり過ぎの気がしないでもありませんね。
本体塗装が終わって,最終段階でもう少し調整するかもしれません。
とりあえず,この段階ではここまでにしておきましょう。
ご参考までに,今回使用したはんだのパッケージです。

左は白光製鉛フリーはんだで,右は太洋電機産業(goot)製の通常のはんだ。
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- 2014/02/13(木) 23:55:21|
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(18)の記事 で,すでにフェンダー部のフラッシャーランプをクリアーパーツ化しています。
バランス上,フロントもそうせざるを得ませんね。
そうそう,フラッシャーランプは和製英語?
米国ではターンシグナルランプというようです。

フロントは,左右に分かれたバンパーのすぐ下にあります。

これは1800GTですが,実車はこんな感じです。

まず0.5mm厚のプラ板を幅1.5mmの帯板に切って,右下の斜め部をカットし,丸みを整えます。
長さが7mmのところで帯板から切り離して,精密ヤットコで保持して,切り口を仕上げます。
取り付けビスをピンで表現するため,ピンバイスに保持した0.3mmのキリで孔をあけました。

できたパーツをボディの然るべき位置に両面テープで仮に貼り付けます。
0.3mmのキリをまず左の穴にあてて,位置がずれないよう慎重に共孔をあけました。
孔が貫通したところで志賀昆虫00番の虫ピンを挿します。
これで,よりズレにくくなりました。
同様に右の孔もあけて,虫ピンを挿したのがこの写真です。
クリアーパーツの時には,ピンの頭が出っ張らないようにしようと思います。
昨日のS.E.M.には,この状態で持って行ってメンバーの皆さんに見てもらいました。
あれ,まだやってたの(笑)とか,ブログで見てて1/24かと思ってたとか...
楽しい時間を過ごしてきました。
さて,続きはまた!
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- 2014/01/12(日) 23:56:07|
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次へ進もうと思ったのですが,どうも左側のエッジのボリウムが足りないのが気になります。
エポキシパテを盛って修正することにしました。

こんな感じに盛り付けて,カッターナイフでスジ彫りを復活させました。
ルーバーの脇あたりが若干不足していますね。

エポキシパテを細い棒状にして補充します。

割り箸で作ったヘラを水に濡らして,撫でつけるようにして形を整えました。
ここは,こんなところで良いかと思います。
皆様,お正月はいかがお過ごしでしたか?
わが家は娘たち夫婦が入れ替わるように来てくれました。
全員が同時に揃わなかったのはちょっぴり残念ですが,賑やかなお正月を過ごしました。
平和でありがたいことです。
さて,今年は昨年よりもう少し模型ができると嬉しいのですが...
がんばって進めていきますので,どうぞよろしくお願いします。
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- 2014/01/05(日) 22:42:15|
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この時期,なにかと忙しいですね。
なかなか模型にも手をつけられません。
今回は,ボンネットの両サイドの凹面をシャキッとさせるくらいで凌ぎます。

まず,細切りにしたマスキングテープで養生。
精密やすりの 「丸」 と 「甲丸」 を使って矢印部を仕上げました。

テープを外すとこんな感じです。
いいかな~と思ったけど,念のため実車の写真と比べます。
すると,あらら~。 思い違い!

実車のボンネットフードエッジにフラット部はありませんでした~。
矢印B部の凹面の感じはいいんですが,A部は程よい丸みを持ったリップ状でしたね。
それに,矢印Cの肩にも軽いプレスラインがありますね。
確認してよかった~!
ということで,手直しです。

で,結果がこれ。
撮った写真のピントが甘かったので,反対側のエッジでご勘弁。
陰影の感じでは,これでよろしいんじゃないかと。
スジ彫りのエッジは,サフェ前にもう少しシャキッとさせましょう。
というところで,今回はここまで。
これより年賀状書きに突入! と思ったのですが...
それよりも,何よりも,ボンネットのルーバー部がダメージ...(絶句)
ここは,第10回の記事で仕上げたところでした。
あまりにも長くかかっているうちに,ダメージを受けてました~。(天罰)
うわ~,修復は困難なので,また金属で作り直しですか~。
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- 2013/12/23(月) 21:18:25|
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今回は,ボディに孔を開けて,でき上がったエアアウトレットを合わせてみました。
まずは,孔加工の準備から。
モールドをざっと削り落として,キリ孔を開けるため,ケガキ針で揉みつけます。
モールドが後ろ下がりになっていたので,孔加工は「水平に」を心がけました。

キリ孔を2段階で大きくして,ナイフでつなげて形を整えました。
途中の写真は撮り忘れてます。(^ ^;
仕上げは現物合わせで,精密やすりでこまめに削って合わせていきました。
やり過ぎないよう,慎重~にね。 (^_-)-☆

加工に使った工具類です。
上から,ケガキ針,0.6と1mmのキリ,薄刃の切り出しナイフ,精密やすり,それに
クレオスの細丸ダイヤモンドやすり。

完成したエアアウトレットには背面にプラ板を接着。
エポキシ接着剤を使いました。

取り付けてみたところです。
うまく納まりました~。 d(>_・ )”
ツライチではなく,若干出っ張る感じにします。
塗装前に,もう少し隙間を取るようにしようと思います。
塗膜の厚みで入らな~い! なんてことがないようにね。 (^ ^
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- 2013/12/10(火) 22:44:01|
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