本日は,今回の静岡HSでnanapapaが最も 「おお~っ!!」 と思った作品のご紹介です。
カーモデルファンの皆様,クルマでなくてスミマセン。(笑)
nanapapa が子供のころ現役だった戦闘機で 1/20 F86-F セイバー です。
自作のソリッドモデルの表面に0.3mm厚のアルミ板を貼って仕上げられたものです。
いや~,もう凄いとしか言いようがありません。
静岡には,こ~んな作品が展示されるんですねぇ。
では,じっくりとご堪能ください。
( いつもどおり,画像はクリックで2倍まで拡大します。 )

1/20といえば,カーモデルでは,F1カーが思い浮かびますよね。
しかし,ジェット戦闘機はさすがに大きいですなぁ。
腕だけ写っているのが作者さんです。
これが,かくも器用な,言わば神の手なんですなぁ。
左下にソリッドモデルの飛行機が見えますね。
こんな感じのものにアルミを貼られたんでしょうかねぇ。
(キャノピー前部に小さな丸いものが乗っているのは,乗員用ヘルメットです。)

説明書きによると,図面作成だけで1年ですか。
そして,ソリッドモデル製作に1年,表面のアルミ貼りが1.5年とは。
やはり,アルミの加工は難物のようですね。

然るべき撮影をすれば,本物を疑う人はいないでしょうな。
機銃孔(でいいのかな?)のパネルは洋白なのだそうで,アルミとは色,質感が違っています。

インディアンの絵のついたパネルにふたつのロック金具が起こされているのが見えますね。
本物と同じで,この状態で,このパネルが外せるようになっています。
ここは機銃本体が納まるところで,説明書きにガンベイとあるのはこれのことなんでしょう。
すると,その下の開いているドアは弾薬庫のものということになりそうです。
今気づいたのですが,その開閉のために,主翼付け根はそれをニゲた形になっていますね。
反対側はそうなっていないので,弾薬の補給は両側分をこちらから行うのでしょうか。
それにしても,おびただしいリベットの数ですねぇ。
本物と同じ数,正しい尺度のピッチで打ってあるそうです。

キャノピーと射出式のシートを外したところ。

エアブレーキ部ですね。
エアシリンダー/ロッドのようなものが目を引きます。
星マークの左下がヒンジ部で,エアブレーキの根元に角断面のアームが見えます。
機体側に,それが納まっていた切り欠きが見えますよね。
その下の方にも同様の切り欠きが見られます。
ここには,ヒンジではなくて,駆動ロッドらしきものが来るんです。
ヒンジアームと同じサイズの小さなカバーが上に開いて,そのロッドが出て来ます。
いや~,すごい。
クルマ模型の世界でも開閉モノが流行りですが,これはまさにフル開閉ジェット機ですよ。
はは~っ,参りました。 <(_ _)>
思えば,nanapapaの子供のころにはプラモデルなんてほとんどありませんでした。
クルマの模型など見たことがないくらいで,おもに飛行機を作っていましたね。
そのころは模型といえばソリッドモデルでした。
飛行機を横から見た形が分厚い板から切り抜かれているものです。
それを断面図に従って後方に向かって薄く細く削っていったものでした。
それを現代にまったく自作し,しかも表面を金属化する人がいるとは。
勉強になりました~。
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テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用
- 2013/06/05(水) 23:33:09|
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JWさん
こうゆうのを見てモチベが上がる人と下がる人がいますね。
JWさんは上がる人でよかったです。(笑)
自分は,どっちなんだろう?
ま,クルマじゃないので,完全,野次馬モードです。
こうゆうの見つけるのは,静岡の正しい楽しみ方ですね。
- 2013/06/06(木) 23:22:01 |
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