前回は 予告に反して 先を進めてしまいましたので 一回戻る感じです (^-^
ヘッドランプのポップアップ機構は可能な限り回転軸を後ろにとるのがよい
想像してみてください
回転軸が ランプカバーの真ん中へんにあったとしたら...
シーソーのように 前が上がった分 後ろは沈む
レンズは半ばしか顔を出さず 後端はムダに大きく潜り込むわけです
回転軸が 後端に近づくほど レンズがきちんと顔を出しやすくなりますね
(因みに 軸をカバーの後方にとると キットなりの状態 アウトスイングになります)
回転軸を後端に寄せるには 軸をカバーの裏面ギリギリに近づけることが肝心なのです
今回は 回転軸位置変更についての考え方と 実際の工作についてです

回転軸を両端支持する場合の軸受けの位置は カバー裏から 0.3 と 1.3 mm
これは カバーが外側に向かって 傾斜しているためですね
この場合 カバー後端から回転軸までの距離は 1.3 の方で決まってしまい 1.95 です
ここで もう少し何とかしたいと カバー裏から 0.65の O
3 の位置に軸を想定します
1.3 の半分ということで (^^ゞ
カバーやボディ裏を削り込んで薄くしない限り ここらへんが 限界なのではと (^^
すると 図のように 軸位置は 後端から 1.35 と計算できました
従来より 0.6 mm 後ろに下げることが可能です
もっと下げたい気持ちはやまやまですが 泥沼に陥りそうなので我慢じゃ~ (^^
ここで はたと気がつきました
ん! 「後端から1.35 と計算できました」
ってことは 従来の寸法は 0.05 mm 間違ってますね
20倍で作図して 定規で実測したのですが...
そんなことしなくても 計算で出せました~ (^^
中線は ボディ表面に対して 45度の角度なのでね (^^ゞ
お恥ずかしいかぎり (^^;

続けて検討図で恐縮です
従来カバー側の軸受けは ランプハウジングにありました
今回 中間の介在物をなくして カバーに直接軸受けを取り付けます
左側の図のように カバーの下 0.65 の位置に 軸心を想定します
そのために 1.2,0.3,1.2 のプラ板でサンドイッチ構造とするのです
真ん中が 0.3 なのは 最後に 0.5 キリを通すため
細いドリルで いきなり深い孔を明けるのは得策ではないので この様にします
1.2 のプラ板は 右側の図にあるように カバーに合わせて上部は斜めにカットします

幅 10.9 mm に整えた 1.2 のプラ板
上の図に照らして 上部を 斜めにカットします

切り口が 傾かないように 木切れに沿わせて 切り口を仕上げます

正確に直角を出した 0.3 の黒プラ板を マステで固定
少しめくって 瞬着を塗布して 固定しました

0.3 mm の虫ピンを挟んで 上部の黒プラ板を 瞬着しました
固まってから見ると ずれてました~ (^^ゞ
仕方ないので ヤスリで斜めに削いでおきました (^^;
このあと 黒プラ板の余分を切り落とします

こうなって 必要な長さのところで切り取ります
そうしたら この上に 1.2 のプラ板を瞬着して サンドイッチ状にしますね

軸の通る孔に 0.5 キリを通します
余分を切って 切り口を仕上げれば カバー側の軸受けは 完成となります

同様に ボンネット側の軸受けを サンドイッチ構造で作って 軸を通したのが この写真
それ 一気に飛ばしすぎだろ!
すみません 夢中で 途中の写真は撮り忘れました (^^ゞ
右のボンネット側も 相手にマッチするよう 傾斜をつけています

上から見ると こんな感じ
で このあとが 記事22 へとつながるわけです
これで やっと なんとか話が通りました~ (^o^)/
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